ドライアイスとは?

1、炭酸ガスを固化成型したもので、美しい純白の−79℃の低温の固体です。
2、周囲からたえず熱をうばいながら、直接気化して炭酸ガスになります。
3、0度におけるその冷却力は、1Kgに付、152kcalで、これは同じ容積の氷の3倍、同じ重量の約2倍に相当します。
4、気化してできる炭酸ガスは、ビールや飲料の泡でおなじみのさわやかな味を持つ無色、無臭の気体です.
5、この炭酸ガスはバクテリアやカビの繁殖防止、酸化防止、変色防止にもなります。

ドライアイスのできるまで
原料ガス精製圧縮精製液化液化炭酸ガスドライアイスプレスドライアイス裁断自動包装

氷・保冷剤(蓄冷剤)・ドライアイスの比較

項目/種類 蓄冷剤 角型ドライアイス
融解潜熱Kcal/kg 80 78〜50 150(昇華熱)
融解温度 ℃ 0〜−22 −79
冷却内容物の種類 固形 液状・ゲル状・プリン状 固形
使用可能回数 1〜100
長所 安値、入手しやすい。
製造が容易。
鮮度保持の適温管理が可能。
安全性の高い物質で作られている。
繰り返し使用が可能。
ランニングコストが安い。
冷却能力が大きい。
蓄冷剤に比べ、1回の購入単価が小さい。
切断することで形が自由になる。
短所

融解後水になる。
1回しか使用できない。

リサイクル使用の場合は、回収、洗浄及び凍結する手間と設備費用が必要。
冷却エネルギーが小さいため、ドライアイスの約2倍量を要する。
容器等の破損により内容物の流出の可能性がある。
使用が一度だけなのでエネルギーコストが高い。
凍傷、酸欠等取り扱いに注意が必要。